Pensador(ペンサドール)
Pensador(ペンサドール)とは、スペイン語で「考える人」という意味です。KEYSIにおける最も基本的な構えであり、KEYSIの技の名前はほぼすべて頭に「ペンサ」を冠しています。このことからも、KEYSIがいかに思考を重要視しているかが伺えます。
ペンサドールの目的は主に2つあります。頭部を保護することと、両腕の隙間から周囲の状況を観察することです。
頭部に掌を縦横無尽に這わせ、常に頭部を守りながら360°を警戒するのがKEYSIの基本的な態勢となります。
Pensa Sonrisa(ペンサ ソンリサ)
Sonrisa(ソンリサ)とは、スペイン語で「笑顔」という意味です。全身を使って重心を振り子のように操作することであり、体の軌道が笑顔の口の形を描くことが名前の由来となっています。
KEYSIは筋力だけに頼るのではなく、重心のコントロールによる効率的な身体操作を追究しています。ソンリサはその最も基本的な運動となり、Circulo(シルクラール)やTriste(トリステ)など、派生がいくつか存在します。
Pensa Rodamundo(ペンサ ロダムンド)
多くの格闘技には遠距離、中距離、近距離、超近距離の4つの距離がありますが、KEYSIはそれに加えて「ピエ」「ロディージャス」「センタド」「トゥンバド」と呼ばれる4つのポジションがあります。
Roda mundo(ロダムンド)とはスペイン語で「世界一周」を意味し、この4つのポジションをスムーズに移行させるテクニックを指します。すべてのポジションにおいてペンサドールを維持することと、素早く立ち上がれる姿勢を保持することが重要になります。
ペンサドール、ソンリサ、ロダムンドは「KEYSIの三本柱」と呼ぶべき非常に重要な要素です。
この三つを複合させることで、膝立ちや座ったままでも自由に動き回り、相手の攻撃を防ぎながら周囲を観察しつつ、効果的な打撃を繰り出すことが可能となります。